2007年11月30日

右か 左か

先日、遠方からの来客がありました。
夜行バスに乗って、一晩かけてエルハウスに来られたようです。
(セッション後も、夜は東京で一泊してから、その翌日に長距離バスを利用して帰宅するようです)


七時間ものセッションを行ないましたが、時々「では、どちらの道を選べば良いの?」というような質問が私に向けられます。

このような質問は、セッションに限らず、アチューンメントの時にも私に向けられたりします。


例えば、「A会社とB会社のどちらを就職先として選んだら良いの?」という質問があったとします。
この時は多分、「どちらの会社を選べば、自分の幸せにつながるのですか」という趣旨の質問なのだと思います。

でも、なかなか絞れないのですね。
「A会社は給料の面では何にも心配ないし、福利厚生も充実している。でも、人間関係で苦労するよ」
「B会社は安定面においては厳しい状況かもしれないけれど、でも、あなたの持っている才能や能力を充分に発揮できるところだよ」
と、その『基準や目的』をどこに置くのかによって、見方や選び方が変わります。


ですので、「右か左のどちらの道を進んだら良いのか?」とい質問に対しては、その人自身の目的や目標、夢などが一体何であるのかなどを確認する必要も出てくるでしょう。


「楽な会社を選びたい」
「仕事の苦労はしないで、お金が溜まる会社に入りたい」
「仕事は少しばかりきつくても、人間関係での苦労の無い会社に入りたい」
「自分の持っている才能や能力をバンバンと発揮出来るような会社に入りたい」
と、人それぞれに持っている基準は違ってくるでしょう。


ただ、ここで『天からの視点』を考慮する必要があります。

〔この世は魂磨き〕という意味もありますので、天やガイドの視点からすると「魂の器を広げるためには
A会社を選んだ方が良い」となることもありましょう。
もしかしたらA会社は、その人にとって「人間関係の苦労が伴う」ところかもしれませんし、その会社の中の「自分自身の才能や能力を発揮しにくいと思われる課や係、ポジションに就く」かもしれません。


私の友人にこのようなことがありました。
「通勤時間がかかり過ぎるので、近くの姉妹店に異動したい」と、ずっと願い続けていました。
そして念願が叶って、とうとう市内にある姉妹店に異動出来たのです。

ところが同じ姉妹店であってもその仕事内容は予想を超えていたものであり、その気苦労たるや大変なものであった」ようです。
「これでは、異動したことが良かったのか、逆に良くなかったのか分からない」と、友人が言ったかは知りませんが。


先日のセッションもそうでしたが、【エル】は「右か 左か」を話すことはしないように心がけています。
上記のような理由~《どこに視点を置くかで、選択肢が変わってくる》からです。

そして、答えや結果だけを知らせてしまっては、《他力、人任せ、依存に相手を導く(?)》からです。



時々「会頭は厳しい!」という声も出ます(本心からの声ではないようです)が、私の周囲のエルメンは≪占い師や霊能者に頼ること以上に、まず自分の足で歩き、自分の手を動かし、自分の心で感じ、自分の目で見て、自分の耳で聴いて、自分の口で語ることが大事≫だという【エル】の理念をよく理解してくれています。


次の言葉は私の心の師である高橋信次師の教えです。

≪人は結果のみに期待し、努力を惜しむという悪い癖を持っているが、人生は結果ではないのです。
努力する過程の中に価値があり光があるのです≫



≪自力があってこそ、ガイドたちによる力添え~他力がある≫
「明日はセミナーだ。 どうしよう、まだ何にもテーマや題材が決まっていないや。私は学者や研究家ではないから、話す内容には本当に毎回毎回苦労というのか労力が伴うんだよな~。 でも、今日は今日で心の学びをしっかりと行なおう」 → すると、ガイドからの助力がもたらされ、セミナーの事前に、あるいはセミナー時の話している正にその時に「これを話しなさい。このことを伝えなさい」などの善導・指導が届きます。



Posted by 井出 章彦 at 10:55│Comments(2)
この記事へのコメント
選択の時に、声が聞こえることがよくあります。頭の中のテレビで映像と声が伝わります。なぜか附に落ちるヒントです。しかしながらこれに頼らず、常に思うのは、良心に従うことと、もし明日死んだとしたらこの行動は後悔しないかという基準です。行動では基準が守れても、正思に必死にしがみつき身悶える私です。最近二つなんとか乗り越えました。
Posted by たまよ at 2007年11月30日 17:35
人生45年・・・ただただ日々是好日~自分なりに自分らしく周りに支えられながら何とか生きて来ました。でも 悩んだり迷うことも日めくりカレンダーの様に尽きませんが、ささやかな経験なりに自身の想い癖から 自分に合う考え方で何とか解決できる様になりたいと最近思い始めました。今までは困ると母ならどうするかしら?と それだけで凌いで来ました。もうじき生まれて半世紀!!そろそろ母の真似も自分には限界の様に気付き始めました。頼りないなりに自分らしく あとで自分が困らない様に生きて行けたら それだけで良いかなあ??なんて考えています。ふざける時もゲラゲラ笑う事もあるけれど 真面目が一番安心 一番安全 一番堅実・確実間違い無い!!!!!!!と今はおもいます。ありがとうございました。  右か左????いつも心が揺れている~七転び八起き娘れした。
Posted by いつも ここから・・・nanakorobi yaoki 娘 at 2007年11月30日 23:32
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