井出章彦の正しい生き方の法則

前回のブログで、『425万円のマーチンギター』という文を書きましたが、昨日に『427万円のマーチンギター』が実際に楽器店にて販売していることを知りました。

また、四人の仲間からは『ギター購入するので、探し出して欲しい』との依頼も受けました。


想像したことが現実になる(*実現する)　という体験をされている方も多いと思います。



　想像力は、知識より　もっと大切である。　　アインシュタインの言葉です。


　想像こそ世界を制す。　　　　　　　　　　　　　ナポレオンの言葉です。


　想像は、創造につなげる力　　　　　　　　　　私の言葉です


ところで、このギターですが、毎日の練習が必要だということを痛感しています。
あるピアニストが、そのことを適切に表現しています。

　　　一日練習を休むと自分でわかる。
　　　二日休むと批評家にわかる。
　　　三日休むと聴衆にわかってしまう。


智恵は知識にまさる。　これはパスカルの言葉ですが、知識はすぐにやってきても、智恵はなかなか手間取りますね。
それは、智恵には行為という実践が必要だからです。


　私的には、想像＋(*毎日の)実践　を、最強の方程式にしています。　*今現在の状況です



  

先日の仲間たちの集まりの時に、『新しいプロジェクトがある』話を少しだけしました。

【エル】が今年の七月に≪十年目≫に入ることもあり、以前から温めていた構想を発表したのです。


その場では伝えなかったことなのですが、『全員にギターを所持してもらう』構想も実はあるのです。


懇意になっている御茶ノ水の某楽器店のＳ主任とは話がついており、「今年の七月までに約十六名が新たにギターを購入するからヨロシク」と伝えてあります。

Ｓ主任からは、「井出さんには五年前から大変よくしてもらっています。更に十六本のギターを新規に購入していただけるのですね。ぼくもどうやらこの秋から店長に昇格するみたいなのですよ」との連絡が届きました。


Ｓ主任のもとでギターを購入する数はトータルで三十本を超えます。

そのようなこともあり、Ｓ主任から内緒の連絡が入っているのです。
　＊内緒なのですが、教えちゃいます！

「今、店内にあるギターの中で、『一番高額なギターを一本　井出さんに寄贈することになっています」なのだそうです。（※私のおかげで？Ｓ主任は今年の秋に店長になるからのようです）
「時期的に、店内の在庫整理をしている真っ最中なので、高額とは言っても二十万円クラスですが・・」との説明も受けました。

私からは、「ありがとうございます。では、店内で一番高額のギターをいただけるということですので、楽しみに待っています」とこたえました。



先ほど、Ｓ主任から連絡がありました。ひどくあわてている様子でした。
「い、い、井出さん！　一番高額なギターだと約束しましたが、リペア（＊修理する）ルームの中に一本置いてあったのです。それがナント、４25万円のギターなんです。ど、ど、ど、どうしましょう！　今更、井出さんとの約束を破棄できないし・・・」との内容です。

どうやら、ＡＡＡ（＊トリプルＡ）という最高の材を使った特注品のギターらしくて、アメリカのマーチン社にわざわざ出向いて社長自らがオーダーしたもののようです。
ネックや糸巻も特注品で、横・裏の板はやはりＡＡＡクラスのハカランダを使っているギターだとか
しかも、あのエリック・クラプトンがその社長のために直筆のサインをギターのラベルに書いたという超・レアな一本なのだそうです。
更に、貝の装飾がヘッド、ネック、ボディの隅々にまでなされています。外観も、超・豪華な仕上がりになっているようです。今年の全世界ギターショーの中で発表され、専門のマガジン（＊雑誌）にも掲載されたとか。
（※既にマニアからは、４５０万円で譲って欲しいと頼まれているようです）

「このギターを井出さんにプレゼントしてしまったら、社長が何と言うか・・・社長は今回のことを何にも知らないし・・・」」

と、Ｓ主任は相当に困っている様子です。


「Ｓさん、約束は約束だからね」と、私も心を鬼にして一歩も譲りません。

「武士に二言は無い！　男は黙ってサッポロビール・・？なんてカッコよく言っていたのはウソだったのですか！？」と、しまいにはＳ主任を脅かしてしまいました。

「ぇえ、嘘なんかではありませんよ。ぼくは大まじめに話したのです」と、Ｓ主任が応えましたが、そのようなやり取りが二十分ほど続いた後、電話を持つ手が疲れてきたので、電話を持つ手をかえて
そしてそのまま壁の方に何気なく目を向けると、日めくりカレンダーが目の中に飛び込んできました。

　　　　　　　　　　　　　　　　　






　　　　　　　　　　　　　　　四月一日　　あぁ、そうかぁ




　　ということで、今年も楽しんでいただけたでしょうか